昨日は税理士会の支部総会、 終了後の懇親会に某省の某副大臣が挨拶に来ていた。 「私が副大臣でいられるのも長くないと思います・・・、 原発の現地対策本部長を拝命し、福島に行っておりましたが体調を崩し・・・ 替わりの本部長を置かなかったのは内閣の責任であって、私の責任では・・・」 それを聞いていた周囲の声は、 「閣僚が内閣は長くないと言ってるようじゃ、もう終わりだな」 「こんなところに来てていいのかよ。福島に行ってろ福島に」 ま、聞こえるようには言わないわけだが、 あまり芳しくない声ばかり。 原発の現地対策本部長が替わりの本部長を置かないままに現地を離れたことについては、 一部報道によると、替わりの本部長を置いてくれという要請に対し、 海江田大臣が、福島に戻らないなら副大臣を辞任するようにと言ったので、 それを拒否したのだそうだ。 拒否して、後任の責任者なしの状態で現地を離れたらしい。 「人を使い捨てにする非人道的なやり方に・・・」 と本人は取材で答えたらしいが、どうなのだろう...。 病気で職務を果たせないなら副大臣を辞任しろと言われたのも、それを非人道的と感じたことも、 原発事故という重大な事態の前では個人レベルの話ではないのか? 国と国民のことよりも個人的なことを優先したということか...? 私はその某副大臣が議員になりたての頃を知っている。 税理士仲間の勉強会の忘年会などにも出席し、 気さくで話しやすい感じの人だった。 その後、年月を経て副大臣になり、 税政連が税制改正についておこなっている国会陳情の一員として、 議員会館に訪ねたことがあったが、話し方がすっかり変わっていた。 なにかこう、ふんぞりかえったような話し方に変わっていることに正直驚いたのだが、 陳情団の隅っこで黙って聞いていた。 今年は政局がかなり流動しそうで、国会陳情をするヒマはあるのだろうか? 税制改正についてのもろもろの意見を伝えるために政治家との接点は必要なわけで、 それを否定しようとは思わないが、 これ以上、がっかりさせられるものを見たくはない。 税政連の役目も今期あたりで終わりにしてもらえればいいと思っている。
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Date: 2011/06/09(木)
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