「社長が成年後見の被後見人になったのなら今は誰が会社を代表しているんですか?」 「はい、社長さんの登記はそのままですから」 「登記そのままでも取締役欠格じゃないですか、会社を代表できませんよ。 今、会社を代表している人の委任状を持ってきてください」 「はぁ....」 以前、関与していた会社について弁護士事務所から電話。 社長に認知症の症状が出、それに伴う社内の権力争いがあり数年前に関与を打ち切った。 その後、社長は成年後見がスタートし、権力争いの結果、会社はぼろぼろになったらしい のだが、私のあとを引き受けた税理士が意味不明な申告をしていたらしい。 ま、権力争いで会社をぼろぼろにした御仁が連れてきた税理士で、早い話、 その御仁に都合のいいように仕事をしてくれる税理士だったらしいのだが、 話を聞くかぎり、かなり質の低い税理士。 で、成年後見人となった弁護士としては、被後見人の財産保全との関係もあるので、 会社の内容について調べたいらしく、私が以前関与していたときのデータを見せて欲しい とのこと。それ自体はどうでもいいことなのだが、 税理士には守秘義務がある。 業務上知り得た秘密は一切他に漏らすことは出来ない。 会社のデータなので、その会社からの依頼があれば見せることはできる。 で、その会社を代表しているのは誰だ?という話。 登記はそのままですからなんてよく言ったよな(^^; こっちが、それぐらいの法律知らないと思ったのかね? 現在、会社を代表している人からの委任状がそう簡単にとれそうにないので、 登記はそのままですからとすっとぼけたこと言って、 税理士が気か付かないでデータ出してくれればそれでいいと思ったかな? あとでトラブルになったとき、誰が会社のデータを勝手に出したんだと言われたら、 その弁護士さん、どうする気だったんだろ? 税理士が勝手に出したので当方は関知しませんとでも言うつもりだったのかな?(^^;; なめるんじゃないよないよ、まったく。 税理士が法律も知らずに仕事しているとでも思ってるのかね? ま、委任状持ってきてください。 書いてもらうの大変だと思うけど(^^;;;
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Date: 2012/09/24(月)
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